サーフィン

サーフィン初心者さんが始める前に知ってもらいたい5つのポイント

「女にモテたいぜ!」サーフィンをはじめるきっかけなんて大体そんなモンです。私もそうでした。(笑)

女にモテたかは別にしてサーフィンの魅力って半端ないです。自然相手の波に乗るということは言葉で言い表せないくらいの快感!初めて波に乗れたと時のポイントや状況などは鮮明に覚えているくらい衝撃でした。

しかし残念なことにサーフィンを始めたけどすぐに挫折してしまう人を何人も見てきました。それはサーフィンは他のスポーツと比べて上達が遅いことがあると思います。せっかくサーフィンの道具を揃えてを始めたのに波に乗る前にサーフィンをやめるなんてもったいないです。

そうなる前に!サーフィン暦15年の筆者ですが、今まさにサーフィンを始めようかと思っているあなたのために、サーフィンの正しい始め方をレクチャーしたいと思います。

まず初心者に大切なのはたったの2つです。

「安全にサーフィンをする」

「楽しくサーフィンをする」

サーフィンのルールとマナー

まずは安全にサーフィンするためにルールから覚えましょう。

サーフィンってスポーツなんですよ。
当然ルールがあります。

あなたがルールを無視して海へ入り、事故が起きた場合はあなたの責任です。「知らなかった」は通用しません。大事にならないようにサーフィンのルールはしっかり学びましょう。

また、ルールは守って当たり前なのですが、マナーはおろそかにしがちです。マナーも覚えかっこいいサーファーになることを心がけましょう。

1本の波に乗れるのは1人だけ

これは世界共通のルールで、ピーク(波が一番最初に崩れるところ)にいる人が波に乗る優先権を持っています。

レギュラー側とグーフィー側に乗れるような三角波の場合はそれぞれ1人ずつ乗れます。

ドロップインはしない

ドロップインは海の中での接触事故にもつながる大変危険な行為で、絶対に守ってほしいルールです。

ドロップインは前乗りとも言われます。1本の波に乗れるのはピークにいる人が優先なのにも関らずそれを無視して波に乗ってしまうことです。


このドロップイン(前乗り)は先ほど行ったピークを理解していないと、ルール違反を犯してしまいます。もしドロップイン(前乗り)をしてしまったら素直に謝りましょう。

サーフポイントによっては怒鳴られたり、このポイントから出て行け!などの一発退場があるくらいやってはいけないルール違反だと覚えておこう。

ゲットアウト時は人のライディングを邪魔しない

ゲットアウトとは陸から波がブレイクしているところまでパドリングしていくことですが、人のライディングの邪魔にならないルートでいかなくてはなりません。接触事故の危険がありますので、多少大回りが必要な場合でも実践してください。

またパドリング時は人の後ろにいないようにしましょう。波が前からやってきますので、前の人が波に押されて自分の前に来て接触してしまう可能性があるからです。

※パドリングとは手で漕ぐことです

集団で海に入らない

1つのサーフポイントに集団で入水するのはマナー違反です。

ポイントによっては5人で定員オーバーなんていうところもあります。そんなポイントに一気に10人とかで入ったらどうでしょう?みなさん楽しめるでしょうか?

サーフポイントの情報や波の数、ピークの数を見極めて「時間をずらす」「人が減るのを待つ」「順番で入水する」「ポイントを変える」などをして対応しましょう。

初心者は1人で入らない

初心者のうちはサーフポイントの選び方や波の状況を見極める力がありません。クローズアウト(サーフィンが不可能な状況)でも海に入ろうとしたり大変危険です。自分でしっかり判断できるようになるまではサーフィン経験者と一緒に海に入るようにしましょう。

また初心者はパドル力がまだありませんので強いカレント(海の中の流れ)に流れされることも考えられます。海の中に誰か他のサーファーが入っていれば異変を知らせてくれたり、時には救助してくれたりなども考えられます。

「誰もいない海で存分に練習ができる」なんて思いがちですが海にはさまざまな危険が潜んでいますので、初心者のうちは絶対に1人で海に入らないでください。

また近年ではサメの被害報告が聞かれます。中級者、上級者に関らず1人でのサーフィンはサメに狙われやすいことと、もし被害にあった場合は救助してくれる人がいませんので、極力複数人でサーフィンすることをオススメします。

サーフィンはやってみたいけど知り合いでサーフィンをやっている人が居ない!一緒に入ってくれる人が居ない!って人はサーフショップなどが運営するサーフィンスクールを活用することをオススメします。

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リーシュコードをつける

リーシュコードとはサーファーとサーフボードをつなぐ流れ止めです。日本でサーフィンがまだ盛んではなかったころは「安全のためにつける」という目的ではなく「流れたサーフボードを拾いに行くのが面倒だ」という理由で使っていたみたいです。

しかし現在は混雑したサーフポイントが多くサーフボードを流してしまうと他のサーファーに流れたサーフボードが当り危険となるために、必須のアイテムとなっています。

「波が小さいから」と言ってリーシュコードをつけない人もいますが明らかなルール違反ですので必ず装着して海に入りましょう。

海をきれいに使う

サーフィンは海が有り、波がないと成立しない自然相手のスポーツです。自然にリスペクトの気持ちを持ち、ビーチなどにゴミを捨てることはなく逆にゴミを拾うようにしよう。

「来た時よりも美しく」なんてありきたりの言葉だが、実践している人は意外に少ないです。サーフポイントにいつも居るいわゆるローカルは定期的なビーチクリーンをして自分たちがサーフィンしているポイントをきれいになるように努力をしています。

初めて訪れたポイントではそういったことを理解し、ビーチを汚さないのは当たり前のマナーだが、ゴミ拾いなどをし海をきれいにすることを心がけよう。

こういった意識ができるとローカルサーファーともコミュニケーションがとれ並み情報の交換などもできるようになります。

サーフポイント選び

初心者におけるサーフポイント選びは「安全にサーフィンすること」や「気持ちよく、楽しくサーフィンするため」に超絶重要です。

サーフポイントがどこか全くわからないという方は最寄のサーフポイントはどんなところがあるのかチェックしてみよう。

サーフィン/ボディボード 全国サーフポイント情報

サーフポイントの種類

まずサーフポイントの種類は大きく分けて3つあります。

  • リーフブレイク
  • リバーマウス
  • ビーチブレイク

この中でサーフィン初心者に適しているのはビーチブレイクになります。

リーフブレイクとは地形が岩場や珊瑚のことでサーフィンに適した波が立ちやすいのですが、ワイプアウト時や波にもまれて岩などで怪我をする可能性がありますのである程度のサーフィン技術が必要となり初心者には向いていません。

リバーマウスとは川の河口となっています。川の流れがありますので波や流れを読む力、パドル力が必要となりますので初心者にはオススメしません。

ビーチブレイクとは砂地のところです。裸足でもそれほど危険ではありませんので地形的には一番初心者に向いているポイントだと思います。

人の少ないところで練習しよう

混雑しているポイントでは波に乗れないということもありますが、接触事故の危険性も高まります。波に乗れないばかりか他のサーファーの邪魔をしてしまう初心者サーファーは、上手いサーファーに怒られるなんてこともあるので楽しくサーフィンできなくなっちゃうんですよね。

こういった意味でも初心者サーファーは人の少ないところで練習をするのがいいといえます。

お目当てのサーフポイントをチェックして混雑していたら、他のポイントをチェックしに行って少しでも人の少ないところで入るようにしよう。仲間だけの貸切できる穴場を見つけることができるかもしれない。こういったところもサーフィンの楽しみ方の一つです。

時間帯をずらす

「日曜日しか海にいけない」など、ライフスタイルによっては混雑が避けられない状況もあると思います。しかしこれは時間をずらすといったことで解消できますので初心者にはオススメです。

風が弱く波のコンディションが比較的にイイ朝はどのポイントも込む傾向にあります。また次に混雑が予想されるのは夕方です。

ということで初心者にオススメの時間帯はお昼となります。私の経験では12時~15時の海はとても空いています。次に空いているのは朝1です。日の出前の本当の朝1番は人が少ないですが徐々に増えてきます。薄暗い時からの30分は貸切なんてことがありますからスーパー朝1を狙うのもありですね。

サーフギアを揃える

さて、ルールを覚え、サーフポイントも大体わかったら次はサーフギア選びだ。このサーフギア選びもサーフィンを楽しくするために重要なのでしっかりチェックしてみよう。

サーフボード選び

サーフボードにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴がある。自分のイメージに合ったものを選ぶようにしよう。

サーフボードの種類だが「ショートボード」「ロングボード」「ファンボード」と大きく分けて3つあります。

ショートボードの特徴

細かい動きができいろいろな技ができす。ボード自体の取り扱いも楽。自分でテイクオフして波に乗るまでは時間がかかるデメリットがある

ロングボード

浮力があり簡単にテイクオフができます。ただボードが大きいので取り扱いが面倒なのと、乗っている車に乗せれないという制約も出てきます。サーフィンでは細かいアクションができない。

ファンボードはショートボードとロングボードの中間といったところでしょう。

私は派手なアクションがやりたかったことが理由でショートボードをやっています。みなさんもサーフィンをやりたいと思ってこのページにたどりついたのでしょう。サーフィンでどんなことをやりたいですか?

のんびりやりたい方、ガッツリやって上手くなりたい方、いろいろあるでしょうから自分のイメージのものを選ぶようにしてくださいね。

サーフボード選びで失敗したくない方はこちらの記事をご覧ください。

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ウエットスーツ選び

サーフィンをする地域によっては年中ウエットスーツを着なくてはいけない場合もあります。もちろん継続して1年中サーフィンをやるのであればウエットスーツは必需品となります。

海水温によってウエットスーツを選ぶ必要がありますので、私の住む静岡県では1年を通してサーフィンをするのであれば最低でも3種類のウエットスーツが必要となります。

静岡県を例に挙げますとこんな感じです。

フルスーツ~シーガル
スプリング~海パン+タッパー
シーガル~フルスーツ
セミドライスーツ+グローブ+ブーツ+ヘッドキャップ

やはり初心者のうちは夏の海パンでサーフィンができる季節「夏」に始めるのが低コストで始められるのでいいと思います。

リーシュコード

リーシュコードも安全のため必要です。リーシュコードをにも種類がありますが選び方は簡単で、サーフボードの種類にあわせ、長さを決めるだけです。

ショートボードの場合長さは6フィートのものを選ぶと万能だと思います。太さは太いほうが大きい波様で小さいと大会用となりますが初心者の場合は中間のレギュラーを選んでおけばいいでしょう。

材質的にはゴムなので時間とともに劣化していきます。できれば1年後との交換をオススメします。

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ワックス

サーフィンで言うワックスはサーフボードの上に立つ際に滑らないようにする滑り止めです。海水温ごとに硬さの違うものを塗りますので、海水温に合ったものを選びましょう。

サーフィンの上達のコツ

サーフィン上達のコツはいくつかありますが特に初心者さんが上達するのに欠かせないことを2つ説明しちゃいます。

  • 上手い人と入る
  • 海へ通う

上手い人と入る

サーフィンが上手な人と友達になると、その人のサーフィンをみて勉強することもできますし、アドバイスを直接もらえるかも知れません。サーフィンの先輩はあなたにとってサーフィンの先生となるのです。

海ではプロサーファーも普通に練習しています。上手い人が居たら一旦陸にあがって見るのもいいでしょう。

海へ通う

なんといってもこれが一番の上達のコツでしょうね。

冒頭でも言いましたがサーフィンは残念ながら上達が遅いスポーツなんです。ショートボードでしたら「自力でテイクオフして波に乗る」なんてことは数ヶ月かかる場合があるほどです。

それは「パドル力がなく波を捕まえることができない」のが1つと「波を知らない」のが1つです。

どちらも海に通い続けて経験を積むことが唯一の解決策なので、海に通いたくさん漕いでパドル力をつけ、どんな波でどの位置でテイクオフするのがいいのかを感じ取るのがいいと思います。

サーフィンの魅力

サーフィンにはさまざまな魅力があると個人的には思っています。私が10数年間サーフィンをやってきて良かったと思うことを書いてみますね。

たくさんの仲間との出会い

私はサーフィンを通じてたくさんの仲間に出会いました。この人脈はお金では買えない大切な宝物です。同じ趣味を海の上で共有できることはとても幸せを感じます。

サーフポイントに数ヶ月通っただけでは構築できない関係性ですが、10数年と長い期間海に通い続けると人生に影響があるほどたくさんの出会いをしちゃいます。

ただ波乗りをするだけではなくこういったこともサーフィンの醍醐味ですよね。

自然とのふれあい

波は自然のものですから癒しがあります。日々のストレスを海に入ることによってリセットできるんです。

波と自分では1対1なので、がむしゃらに波を追いかけたりいくつになっても夢中になれるスポーツだと思います。

波が大きいとないのパワーに圧倒され、自然の力のすごさを肌で感じ取れます。これほどまでに自然に依存するスポーツってないですよね。

サーフトリップ

サーフィンが上達すると「イイ波に乗ってみたい」という欲求が出てきます。日本国内はもちろんですが海外にも行きたくなるんですよね。

いろいろな土地へ行くことは人生にとって、とても勉強になることだと思います。それにいい波に乗って美味しいもの食べてまたいい波に乗れれば人生って最高でしょ?

「サーフィン初心者の始め方」まとめ

サーフィンは他のスポーツと違いたくさんの魅力あるものだと思います。始めたい!と思われた方があきらめずにやっていけたらイイと思っています。

「安全にサーフィンする」「サーフィンを楽しむ」この2つのためにルールを理解し、初心者に向いたサーフポイントを選ぼう。

またサーフィンの危険についても知ってほしいので次の記事も是非読んでみてください。

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